オペラ歌手:西本 真子さんによる「立ち稽古を中心とする“重唱の会” 」体験談
オペラ歌手:西本 真子さんによる「立ち稽古を中心とする“重唱の会” 」体験談
西本 真子さん主催の「立ち稽古を中心とする“重唱の会” 」に初参加させていただきました。
なんと、藤原歌劇団で大活躍中の真子先生が、直々にオペラ舞台でのふるまい方を指導してくださる貴重な講座。
もともとは門下生の方々とレッスンなさっていたようで、今回は一般募集枠があったんですね。
受講してみたら、オペラ歌手ってどれだけたくさんの情報を処理して表現しているのかと…、愕然とすること3時間。
そして、ああ、私はほとんど何もできていないんだ…と。それを自覚したというのが、今日の私の成果と言えるかもしれないですね。
アマチュアオペラ合唱団員としてありがたかったことは…
初参加の今回、なによりもありがたかったのは「イタリア語」での歌い方、です。
合唱稽古ではイタリア語での発声もさらうけれど、「意味」の込もったイタリア語であるために、そこまでしっかり発声しなければならないんだ、というのが実感できたんですね。
真子先生、イタリア語の歌詞をしっかりと発音しながら見てくださるんです!
歴の浅い私なりに、これまでいろんな稽古を受けてきましたが、こんな体験は初めてでした。
オペラ歌手というアーティスト・ミュージシャンへの敬意が格段に増したのはもちろんのことで。
どれだけの感性や技術や真摯さを、磨いて積んで磨いて積んで、繰り返してこられたのかと…。
数秒ごとにと言ってもいいくらいに細やかに指導が入る様子は、映画監督とか名演出家のドキュメンタリーを見ているかのよう。
舞台でお目にかかる西本真子さんの、輝くデコルテの秘密も、ほんの少しわかった気がしました。
オペラの舞台に立つということ…
そして、オペラをするというのは、「歌がうまい」というのとは別次元だと思いました。
歌うに加えて、外国語の意味を行間まで理解して、感覚レベルで処理できて、「見せる」というところへ持っていき、見る側に感動が生まれる(魅せる)という複数層なんですよね。
これがどんなことか、想像していただけるでしょうか。
市民参加とはいえ、私のような者がオペラの舞台に出させてもらっているのが、本当に勉強不足で申し訳なくなってしまったのですが…。
これも新しいステップと思って、前向きに勉強しながら、これからも参加させていただけたらなー、と思います。
〜*〜*〜
観るのと演じるのに夢中で、誰一人写真を撮っていなかった(笑)
「立ち稽古を中心とする“重唱の会” 」
2〜3名ほどの受講者、また聴講者の募集もあるようです。
オペラ合唱友の皆さま、ぜひぜひご一緒しましょう!
※次回予定 2022年6月25日(土)11:00〜14:00
The Station Studio 幡ヶ谷
7月以降も日程調整中です。
ご希望の方は下記まで【あっと】を記号に変更のうえ、お問い合せください。
alcuoremusica【あっと】gmail.com
コロナのため続々と公演が中止になる中、3年目を迎えられたプライベートコンサートの様子などが収録されています。